バル 朝でも昼でも夜でも どうぞ
つまみ(タパス)いろいろ
魚介類のつまみ(タパス)が美味しいバル
タパスは日本語に直すと「つまみ」といった表現で紹介される場合が多いようです。しかし、スペイン語で、タペアール(タパスの食べ歩きをすること)という動詞があるくらいスペイン人の生活には不可欠なものです。京都におばんざいを食べさせてくれる居酒屋があります。たいていカウンターの上に大皿で今日の料理が並べられています。いってみればそのスペイン版と思っていただいた方が分かりやすいかもしれません。
タパスは、街のバルに並べてあります。バルとはどんなところかについては、「スペインの面白どころ」で紹介したいと思います。まあ、とにもかくにも、おいしいものがたくさんあります。きどったレスランで食事をするのもいいですが、バルで気軽にスペインの食文化にふれてはいかがでしょうか。スペイン各地、どんな小さな村にもバルの1件を見つけることができます。
そして、地域の特産を活かしたタパスにお目にかかれます。もちろんマドリーなどの大都会のバルでも、店々の特徴ある料理と個性ある内装に感激します。
バルで1日をスタートしましょう
朝食にどうぞ
スペイン人はあまり朝食をとらないようです。それは、毎日夜遊びをして、朝、胃が活動していないためとの説があります。朝方のバルに入ると目覚めのカフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)などを飲んで出勤する風景をよく見かけます。聞くところによれば、午前中に15分ほどの休憩時間があり、その時、少しお腹にいれて、昼食まで持たせるとのこと。
なお、スペインでは、昼食が一日でもっとも大切な食事のようです。スタイルが変わりつつあるとはいえ、レストランで、あるいは家に帰ってゆっくり食事をして、シエスタ(昼寝)をとって、午後の仕事にいそしむような振りをして、今日の夜は、何して遊ぼうかを考えているのが典型的なスペイン人にようです。
話が長くなりましたが、私のスペインでの朝食はこれです。サンドウィッシュ・ミクスト・コン・ウエボ。トーストした食パンの上に半熟状態の卵とハムとチーズが乗っています。もう一枚、食パンを乗せます。しかも、上にのせた食パンのまん中あたりには、ちょうど目玉焼きの黄身が見えるように丸くくり抜いてあります。そしてのバランスが大好きです。皆さんも是非一度試して下さい。
その他、スペインオムレツとパン、クロワッサンや菓子パンなども美味しいですよ。何より、生オレンジジュースが安くて、ビタミン補給に最高です。旅の朝、きちんと朝食を食べてさあ出発しましょう。