京都-原谷苑 桜物語
今年の桜前線の開花は早く、温暖化の影響による環境の変化を強く感じました。また、コロナ禍ということもありましたが、「桜を愛でる」日本人的DNAは変えようはないようです。
京都市北区にある「原谷苑」を訪れました。
この地には、終戦後、満州から引き者の方々が、開拓団として入植されましたが、いろいろと苦労したものの、開拓の成果も上がらず、原谷乾町の一角を村岩農園が譲り受け現在に至っているようです。しかし、桜・紅葉・つつじ等の観賞木、梅・桃・柿・栗・林檎・サクランボ・柚子等の果樹木、数十種類の樹木、また、土を入れてサツマイモやスイカ等の耕作も試みましたが上手く生育させることができない中、桜の種類は順調に育ちつつありました。当初は、農園の親戚・友人等の身内だけで、花見を銘打った食事会で自家製の鶏肉・野菜ですき焼き鍋を楽しんできた、いわばプライベートお花見場であったようです。
現在では、京都だけでなく東京はじめ遠方から、原谷苑の「桜」を楽しみに多くの方々が訪れる観光名所へと変貌をとげました。桜の時期に京都訪問の機会がありましたら、お勧めのスポットの一つです。